顧客と社内をつなぐ調整役として
信頼関係を構築する
営業の仕事は既存顧客への対応が中心で、主なクライアントは自動車メーカーや自動車部品メーカーなどです。取引先ごとに毎月の生産数量を確認し、変動があればその背景を把握して社内へ共有します。
また、新製品の引き合いがあった際には、品質保証本部や関連部署と協議して対応可否を検討。材料発注、仕様の確定、試作品の作成を経て、量産化に繋げていきます。
もちろん、すべてが順調に進むとは限りません。仕様を見直したり、お客さまと社内の間で再調整を行ったりすることも、営業の大切な役割です。
関わった仕事がカタチになる達成感
会社の顔としてモノづくりを支える
営業のやりがいは、何と言っても「自分が関わった仕事がカタチになる」ことです。自分が担当した製品で車が走っているのをみるとうれしくなりますし、お客さまに直接感謝の言葉をいただけるのも営業ならではの喜びです。特に新製品の引き合いがさまざま過程を経て量産化に至った時の達成感は格別です。製品は工場で作られますが、お客さまと直接やり取りするのは主に私たち営業。だからこそ、会社の顔として信頼関係を築けるよう、日々のコミュニケーションを大切にしています。
今の上司は、メキシコ工場の立ち上げで、更地から工場を作り上げ、現地で新規顧客を開拓した経験を持っています。タイミング次第では、大きなプロジェクトを任せてもらえるチャンスもあります。
外部環境の変化をキャッチし対応する、若手中心のマーケティング戦略活動も
自動車業界はEV化や自動運転など、技術革新の真っただ中にいます。
営業の仕事は単に「製品の注文を受ける」ことではありません。担当顧客の部品需要の変化を調べ、「なぜその部品が増えたのか」「どこに使われるのか」を把握した上で、開発動向をヒアリングしています。
例えば、エンジンからモーター駆動に移行することで、モーターシャフトなど新しい部品の需要が生まれます。一方で、外部環境の変化で需要が減少する部品もあります。こうした変化に対し先を見据えながら、必要な提案ができるよう、営業が最前線で情報を取集し、社内と連携しています。
ここ数年は、若手社員を中心のマーケティング戦略活動を実施。次世代自動車部品についてのヒアリングや情報収集を行うとともに、展示会への出展も強化し、当社の技術やブランドを広く発信しています。
仕事は入社後に学べば大丈夫
失敗を恐れず、吸収できる人が
活躍できる
当社は約300人規模で、社長や役員とも気軽に話せる風通しの良さが魅力です。社員同士の仲も良く、自分のペースで仕事を進められるので、「上司が帰っていないから帰りにくい」といった雰囲気は一切ありません。
営業部ではデジタル化やテレワークが進んでおり、「来週の〇曜日は在宅勤務にしたい」「この日は飲み会があるので早く帰れるように調整しよう」など、ワークライフバランスを大切に働ける環境はうれしいポイントです。
文系出身者も多く、最初は自動車や材料などの専門知識がなくても問題ありません。入社後に基礎研修を受け、上司の営業活動に同行しながら知識を身につけていきます。知多工場では、当社で製造する約4000製品のうち半数を扱っており、案件ごとに必要な知識は異なります。経験を一つずつ積み重ねていければ、自然と仕事は覚えられるので安心してください。
「今、どんな知識があるか」や「今、何ができるか」よりも、営業として最も大切なのは、社内外で信頼関係を築く力です。明るく前向きで、失敗を恐れずに学び続けられる人であれば、必ず活躍できます。



