生産技術

磨棒鋼管事業部 技術部 本社生産技術課

課長 S.K.

生産ラインの安定稼働を支え
効率化とコスト管理で現場をリード

仕事仲間で相談している写真

生産技術の役割は、工場設備を安定稼働させ生産効率を高めるための改善を推進することです。具体的には、設備の定期メンテナンスや修繕、老朽化したラインの更新、設備の導入・立ち上げなどを担当します。

中でも業務の中心は設備保全です。定期点検や部品交換、トラブルの未然防止を通じて設備を守ります。老朽化した設備については、使用年数・頻度、故障履歴、重要部品の状態などを基準に交換時期を判断し、計画的な更新を進めています。

製造スタッフが「製品をつくる」ことに注力するのに対し、生産技術は「設備を守り、安定稼働させる」ことが使命です。メンテナンスや更新を行うだけではなく、設備の使用状況や潜在的な故障要因を把握するため、製造スタッフとのコミュニケーションも欠かせません。

試行錯誤の先に、
スムーズに動く現場をつくる達成感

後輩に指導をしている写真

生産技術の業務は幅広く、現場で機械を触り、動かす面白さもあります。設備が計画通りに安定稼働し、修繕費や原価が目標内に収まったときには大きな達成感も味わえます。自ら考え、挑戦できる機会も多く、やりがいも大きいポジションだと思います。

一方で、計画通りに進まず試行錯誤を重ねる場面も少なくありません。そうした困難を乗り越え、生産ラインが安定し、現場が円滑に動いている様子を見ると、「やってよかった」という実感が湧いてきます。

原価管理も重要な業務のひとつです。設備にかかる電気代・ガス代・修繕費など、人件費以外の変動費を分析し、差異の原因を特定して、改善策を提案しています。また、製造スタッフが安全かつ快適に働けるよう、空調や扇風機の設置、騒音対策なども実施。継続的な環境改善の結果、現場の清潔さは同業他社から「これほど綺麗な現場は見たことがない」と評価される水準です。

こうした日々の積み重ねが、生産ラインのスピードの向上、コスト削減、働きやすい職場環境づくりにつながっています。

変化に対応する新設備導入や
DX・デジタル化で、エネルギー課題にも取り組む

仕事仲間と話し合っている写真

近年は、自動車業界をはじめ産業界全体で大きな変化の波が押し寄せています。そうした中で、展示会などを通じて最新技術や情報を収集し、新たな知見を柔軟に取り入れる姿勢を大切にしています。

電気自動車など新しい需要に対応するための設備投資の検討や導入。そしてカーボンニュートラルを目指したエネルギーコスト削減も重要なミッションです。日々のデータ管理から改善点を洗い出し、DX・デジタル技術を活用して効率化を進めています。

柔軟性と安心感の中で挑戦し
誰もが成長できる環境が整う

社員の写真

社内は上下関係や年齢にとらわれず、意見を言いやすい和やかな雰囲気です。会社として情報収集や新技術の導入に前向きで、環境への配慮も積極的に進めています。こうした柔軟さと安心感、挑戦できる風土が、宮崎精鋼の大きな魅力です。

入社当初はできないこと・分からないことだらけでも、業務を通して多くのスキルを身につけられます。コミュニケーションが得意・数字に強い、機械への興味など、それぞれの得意分野を活かして活躍できます。好奇心や積極性があれば、任される仕事の幅はさらに広がっていくはずです。

もちろん、仕事は常に順調とは限りません。さまざまな課題を乗り越え、失敗を経験しながら、判断力や対応力を磨いています。宮崎精鋼には、安心して課題に取り組み、成長を実感できる環境が整っています。

社員の写真